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熱中症

 厳しい暑さが続いています。飯塚の気温も軒並み35度前後を記録するようになりました。

40年ほど前はここまで厳しい暑さではなかったように記憶していましたが、1980年頃の気温もやはり同じように暑かったようです。

気象庁のデータ

気象庁データ

飯塚市 1980年の気温データ

https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=82&block_no=47809&year=1980&month=&day=&view=g_tem

飯塚市 2020年のデータ

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=82&block_no=47809&year=2020&month=&day=&view=h0

1980年と2020年の気温を比較しましたが、8月の平均気温は6度上昇していました。単年度の比較ですが、やっぱりデータでも気温の上昇を示唆しているようです。

熱中症の死亡者数

 気温の上昇に伴い、熱中症の死亡者数も年々増加していることがわかります。とくに1994年以降、熱中症による死亡者数は明らかに増加傾向です。

引用元 厚生労働省 https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_1-3.pdf

環境省による熱中症対策のサイト

https://www.wbgt.env.go.jp/

環境省によるこちらの中では、熱中症についての詳しい知見が得られます。

特にこちらの熱中症環境保健マニュアル2018(https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_manual.php)では、閲覧用のPDFの中で熱中症についての詳しい内容をまとめて学ぶことができます。

  • 熱中症について
  • 実際の症状 どのようにして起こるのか?
  • 熱中症と気象条件
  • どんな症状があるか?
  • 重症度を見極めるポイント
  • 熱中症の応急処置/体のどこを冷やすか?
  • 医療機関に搬送するとき
  • 熱中症を防ぐ方法
  • 運動、スポーツ活動時の注意事項

上記の項目を中心にわかりやすい図とともに学べます。

もしものときの経口補水液の作り方

もしも熱中症かなと思ったときは、経口補水液を手軽に作ることができます。これらの経口補水液を飲むことで水分を効率よく体内に取り込むことができます。

クラシル 経口補水液の作り方 https://www.kurashiru.com/recipes/e2a5696e-78cc-40f6-b082-df1d85016cbf

作り方をメモしておくと、もしものときに役立ちますね。

Yahoo天気の中の熱中症情報

熱中症情報はYahoo天気のサイトが見やすく、わかりやすくおすすめです。日々の天気のチェックとともに、熱中症情報も確認し、水分を持っていく目安にしてください。

https://weather.yahoo.co.jp/weather/heatstroke/10/40/40205/

熱中症とコスト

 熱中症になったときの医療費については単純にコスト計算はケースバイケースですが、一例として中程度〜重度で救急搬送され、救急病院で1泊2日した場合、5〜9万円の費用がかかることもあるようです。

https://venture-finance.jp/archives/7944

 一方で、この記事の中にもありますが、部屋の広さやエアコンの方にもよりますが、1部屋あたりつけっぱなしにすると5,000〜10,000円という計算もあるようです。なので我慢してクーラーを付けないよりも、28度設定で自動運転でかけっぱなしにしておくことも一つの方法だと思います。

以上、熱中症についての情報でした。

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認知症の基礎知識 歯科ができること 8月セミナーのお知らせ

【高齢者医療研究会】

 私は高齢者医療研究会という勉強会に所属しています。日本全国で高齢化が進行し、それに伴ってさまざまな疾患を抱えながら生活していくことになります。高齢というステージにおいては治療というよりも、疾患という変化をいかにケアしながら生活していくかという視点が大切であると認識しています。とはいえ、歯科という領域だけにとどまる知見では全身のことを考慮した治療やケアだけではなかなかクリアな正解を見つけることはできません。こういった課題に最適解を探し出すために歯科医が中心となって高齢者医療研究会を設立いたしました。セミナーでは、歯科医だけではなく高齢者に関連するさまざまな職種の方に登壇いただき、幅広い領域の知見を学び、交流を深めています。

【8月のセミナー】

 8月17日(火)に認知症の基礎知識について内田直樹先生 (医療法人すずらん会 たろうクリニック院長)にご登壇いただき、まさに認知症の基礎知識についてご講義いただきます。また、高齢者医療研究会からは荻野洋一郎先生(九州大学咬合補綴科副科長)に歯科ができることについてご講演いただきます。歯科医だけではなく、医療・介護に携わるすべての方に参加していただけるようなテーマ設定となっています。

 【参加方法】

 セミナーはオンライン形式でZOOMを用いて行います。参加をご希望の方は下記リンクよりお申し込み下さい。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

 https://sonymed-2021aug.peatix.com/?fbclid=IwAR3haDumpXrL9Q76bfzoTBqBlFVXZttOFunVUiWCHMr8dMriJHVAHCZEEfs

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プライマリ・ケアの形

【プライマリ・ケアとは】

プライマリ・ケアとは簡単に言うと「身近に居てくれて、なんでも相談にのってくれる総合的な医療」です。

http://www.primary-care.or.jp/public/index.html

これを実践されている先生の一人で森田洋之先生という方がおられます。

【プライマリ・ケアの一つの形】

 森田先生は南九州市でプライマリ・ケアを実践されている先生です。その森田先生の活動が紹介されている記事が公開されました。

https://creators.yahoo.co.jp/sasakikouya/0200114474

 地域で生活する方々を手厚い介護と少しの医療が手助けすることで、その人らしい生活をできる限り続けることができる。その一つの可能性を見せていただけたような気がします。

【書籍紹介】

 2007年に財政破綻を期待した夕張で医療に携わって経験から書かれた本です。

https://amzn.to/3hO0cQU

【TED✕Kagoshima】

 また、TED✕Kagoshimaにも登壇されています。お時間が有るときにぜひ御覧ください。

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オンラインセミナー(地域生活リハビリテーション研究会)

6月11日(金)に地域生活リハビリテーション研究会で初のオンラインセミナーを開催いたしました。

地域生活リハビリテーション研究会とは?

地域生活リハビリテーション研究会は、筑豊地域のOT,PTが中心となって2010年に発足した研究会です。1年に3−4回のセミナーを開催していて、テーマはヘルスケアや業務に関わるコミュニケーションスキル、仕事に使える機械についての展示など、イベントのテーマは多岐にわたります。2019まで合計27回のセミナーを開催していましたが、2020年のコロナ禍で活動を休止していました。会の委員会ではコロナ禍が落ち着くまではオンラインセミナーを開催していきましょうという方向で話がまとまり、2021年よりオンラインセミナーで活動を再開させたところです。

私は2019年のセミナーに参加した際のご縁で活動に参加させていただいています。とても和やかな雰囲気の会で、筑豊地域のヘルスケアに携わる方々の交流の場として、とても有意義な時間を過ごしています。

初開催のテーマは?

通算で28回目、オンラインとしては第1回目のセミナーを開催いたしました。テーマは「アドラー心理学とコミュニケーション」 ー明日から仕事で活かせる考え方と関わり方ーで、講師は石橋哲哉先生に講演いただきました。アドラーの思想をベースに、参加者の日頃の課題についてさまざまな例を挙げながら、具体的に解説いただき、参加いただいた方にとって大きな学びになったようです。

地域生活リハビリのこれから

今年度から研究会の世話人役を仰せつかりました。いままでの積み重ねた会の雰囲気を継承しつつ、オンラインセミナーや筑豊地域におけるヘルスケアに携わる方々の知識、学び、そして交流の場としての存在意義を高め、地域の貢献できるような研究会へと成長していきたいと思います。

地域生活リハビリテーション研究会のHP : https://www.iizukacc.com/

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【口腔ケア】 医療介護者向けセミナー

口腔ケアのセミナーについてのご案内です。

https://peatix.com/event/1883547/view?fbclid=IwAR11JF4uo0P2cVpECPTNCV6HxggWzNx4AL-zA7NU4QqYKlfqgYAbA9CvxUs

【どんなセミナーか】

介護施設での口腔ケアや訪問看護での口腔ケアで自分の手技が効果的かどうかと疑問に思うことはないでしょうか?在宅、介護施設で多様な疾患をベースにもった方々に対して何を気をつければよいか?どのような口腔ケアを行えばよいか?より効果的な口腔衛生グッズは?安全に配慮した口腔ケアは?などなど日頃思い浮かぶ課題はたくさんあるかと思います。今回は最前線で口腔ケアに携わる歯科衛生士の先生をお招きして、口腔ケアの流儀について語っていただきます。

【どんな雰囲気?】

主催は福岡高齢者医療研究会という勉強会ですが、2018年に活動を開始し、これまで多様な方をお招きして勉強会を開催してまいりました。和気あいあいとした雰囲気で、セミナー後の質疑応答が活発です。実際に声で質問していただいたり、テキストでチャットで送ってもらったり、さまざまな質問を集計して講演者にご回答いただいています。また、セミナー後のアンケートに回答頂く参加者も多く、一定のご評価をいただいています。

【どんな人におすすめ?】

今回のセミナーは特に衛生士さんや歯科医療関係者ではない医療、介護に携わる方々にご参加いただき、口腔ケアについて学ぶ機会としてご活用していただければと思います。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

https://peatix.com/event/1883547/view?fbclid=IwAR11JF4uo0P2cVpECPTNCV6HxggWzNx4AL-zA7NU4QqYKlfqgYAbA9CvxUs

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